自己紹介
やまのうえスタヂオ の中の人 まえだみき。
子供のころから
「人は何で生きてるんやろう?」
「あの人は あの人であり あの人ではない」
のようなことばかり考えるのが好きな
ちょっと変わった子でした。
どうも自分は一般的な価値観ではないぞ??
みんなが好きなものが同じように好きではないな?
そんな私が
ノリと勢いで結婚して田舎に行き。
自分たちで建てた竪穴式住居で暮らし
子供が増えたので古い家を借りて
暮らしを味わっている←(イマココ)の
日々の頭の中です。
①幼少期~
冒頭にもあるように
「人は何で生きているんやろう?生きる目的って何なんやろう?」
なんて考えている子供でした。
大阪のベッドタウンで生まれ、自営業の家庭で育ちました。
②結婚
高校の時にアルバイトしていた純喫茶。
そのシャッターの前で弾き語りをしていたのが今の夫ゆにちゃんです。
商店街の大通りから一筋外れたところにある個人経営のレトロな純喫茶。
その向かいのお店のシャッターが降りてから
ギターの弾き語りをしている人たちがいました。
当時、アコースティックギター片手に歌う”ゆず”や”コブクロ”の全盛期。
ピュアで力強い愛のあるメッセージは私の心に響いたのです。
毎日のように顔を合わす中で
ブルーハーツのカバーや自身のオリジナルソングを歌う人たちと
仲良くなっていきました。
そのなかでよく話すようになったのが、ゆにちゃんで
付き合うようになり紆余曲折しながら5年の月日が流れたのでした。
私は高校生から短大生、そして就職して働いていました。
感受性が高すぎる私には実家がすごく窮屈で
子供の頃からいわれのない閉塞感を感じていて早く家を出たかったし
”暮らし”に興味があったので自分の家庭をもって自分のやり方で食事を作ったり家事をしたりインテリアを整えたい!!
という気持ちは日に日に大きくなっていました。
23歳の時、田舎暮らしに向けた引っ越しと同時に勢いで籍を入れたのでした。
③田舎暮らし
テレビで田舎暮らしを紹介する番組が増えていました。
画面の向こうのナチュラルな人々は
自分の身の回りの作れるものをつくり日々を楽しむ。
モノやお金はたくさんなくても心の満たされる時間。
大量に物を作り消費していく社会に疑問を感じヒッピーに憧れていたわたしは
いつしか、お金に依存せず豊かな暮らしを味わいたい。と思っていました。
若い時の苦労は買ってでもしろというし冒険の人生の始まりだ!!
同時に田舎で暮らしたいと思っていたゆにちゃんと、
ドライブがてら近畿県内の田舎な場所を下見していたのでした。
「奈良もいいけどなー盆地やから寒いし
和歌山はどうやろう?」
自身のルーツも和歌山なゆにちゃんと
車で山道をぐるぐるして
「今日行ったところで一番ピンっときたのはどこ?」
という質問に 二人同時に答えたのが、今住んでいる町です。
まずは調べました。
当時はまだインターネットはそれほど身近ではなかったので役場で町のパンフレットをもらい
気になった地域に民宿があることを発見。
しかもそのオーナーも大阪からの移住者で、田舎暮らしの支援もしている。
渡りに船とはこのことだ!!と早速 宿泊予約をしました。
季節は秋。料理上手な奥さんが山菜や柿、しし肉のメニューでもてなしてくれて
次の日イベントがあるからオムスビ売るの手伝わない?と
誘っていただいてイベントに参加しました。
そこには、手作りの作品、音楽、美味しい食べ物。
自分の好きなものがたっぷりとありました。
この体験が決め手となって、ここに決めた!!となりました。
そしてその時歌っていた人々とは未だに交流があるのです。
④竪穴式住居
民宿のオーナーからどんなところに住みたい?と聞かれました。
一口に田舎といっても、古民家、ログハウス、新築、昭和レトロ色んな家があり、
トイレやキッチンのスタイルも様々です。
ぼっとんでもOK?水洗じゃないと無理?おくどさん欲しい?オール電化?
特に明確なビジョンを持っていたわけではなく
ただ漠然と田舎に暮らしたかった私。
今ほど想像する力もなく何となく、簡単な小屋を建てよう!っとなり
図書館でたまたま見つけたのが
【竪穴式住居を作ろう!!】っという絵本でした。
(原始人でも建てれたんやから建てられるやろ?)くらいのノリで
「竪穴式住居作ってみたいので建物建てられる土地を貸してほしいです。」
とオーナーに相談しました。
こんなおかしな発言なのに
オーナーはまともに取り合ってくれて
「じゃあ、地元の面白いおいやん紹介するわ。」と
Hやんというおいやん(←和歌山弁でおじさんの意味)と繋いでくれました。
Hやんも頭の柔らかい人で
こんなおかしな発言をまともに取り合ってくれて
ご自身の所有している土地で
比較的 町に近くて住みやすそうな場所を紹介してくれました。
しかし
紹介してくれたのは山の斜面。
どう見ても斜面。
もいっかい見ても斜面。
針葉樹や広葉樹も植わってるし
これを切った上に土地の造成なんて未知数すぎるし
「ちょっと考えます。。。」と言い残してその日は帰ったのでした。
⑤勢い
後日、またその斜面を見せてもらうと一面にあった木々が無い?ない?なぁぁぁぁい???
「切っといたさけ」
(えっ?考えますって言ったよね?)
ということで始まったのが十年に及ぶ竪穴式住居暮らし。
時々振り返って参考になりそうな
田舎暮らし、セルフビルド、DIY
心の話、身体の話を
ご紹介していこうと思います。